本願寺からのお知らせ

2022年3月7日

令和4年2月の法話会『本願寺のお正月 修正会(しゅしょうえ)』を動画にて配信しております。

どうぞご覧ください。

前回に続いて、お正月のお話。

本願寺での伝統の修正会(しゅしょうえ)について、

三帰依(さんきえ)を中心に解説します。

 

「初詣」と言えば、ごく一部の寺院を除いて、神社へのお詣りが定番です。

「お正月、お寺はひっそりとしていて、何もしていないのでは」 と

考えられているかもしれないですが、 とても大事な法要を勤めています。


2022年2月1日

令和4年1月の法話会『本願寺のお正月 御献盃』を動画にて配信しております。

どうぞご覧ください。

本願寺伝統の儀式「御献盃」を紹介します。
ご先祖であり宗祖である、親鸞聖人にお屠蘇を献じて、
新年を祝います。
大谷一門だけで行う新年の儀式で、
かつては、非公開で行われていた本願寺のご献盃。
ご先祖・宗祖と1対1の静かに厳粛なひと時。
今回から2回にわたって、本願寺のお正月を紹介します。

2021年12月29日

令和3年12月の法話会『お別れ』を動画にて配信しております。

どうぞご覧ください。

 

「愛別離苦」
(大切な人ともいつかは別れなければならない苦)は、
誰しも経験しなければならない四苦八苦の一つです。
 
お通夜や葬儀にお参りする第1の目的は、
亡くなった方に敬いのまことを捧げ、ご遺族を慰めることです。
 
そのお悔みのご挨拶にあたって、
悲しみに暮れるご遺族に寄り添いながら、
ご遺族と故人の大切にされている宗教への配慮が
大切であることは、言うまでもありません。
 

2021年12月6日

令和3年11月の法話会『末法の時代の仏教』を

動画にて配信しております。

どうぞご覧ください。

 

1052年(永承7年)は末法元年とされ、

末法はお釈迦様の教えを実践する人、 覚りを開く人がいなくなる時代。

この末法では念仏を称えて来世に極楽往生するしかなく、

そのためには阿弥陀仏の来迎(お迎え)が必須とされたました。

平安貴族たちは、来世の極楽往生に憧れ、 念仏を称えて来迎を待ちました。

 

「来迎はあるのだろうか」と心配する心境を察するとき、

小中学校時代のバスでの通学が思い出されました。

JR京都駅から乗る某大学の学生で満員の市バスの重なる通過に、

なす術を持たなかった、子供ながらの苦い憂鬱な思い出が甦ります。

 

臨終の来迎とは全く対照的な、

親鸞聖人の力説された「平生業成」について、考えます。


2021年10月29日

令和3年10月の法話会『月と仏教』を

動画にて配信しております。

どうぞご覧ください。

 

 

6月にお届けした「一休さんと蓮如さん」の続きで、

「月」をテーマにした問答について、お話ししました。

 

「阿弥陀仏は、救う人間を選(よ)り好みして、

その慈悲は本物ではないのではないか?」

という一休さんの問いに、

「選り好みをしているのは、耳に蓋をしている人間のほうですよ」

と蓮如上人が返される、面白い問答です。


2021年9月30日

令和3年9月の法話会『俱会一処(くえいっしょ) ご先祖と会う』を

動画にて配信しております。

どうぞご覧ください。

お彼岸といえば、お墓参り。

ご先祖に手を合わせて、亡き人としばし時を過ごします。

お墓参りは、極楽に行って覚りを開き、仏様になっておられるご先祖を想う縁(よすが)です。

 

一言にご先祖と言っても、祖父母が4人、曽祖父母は8人。

10代前では、1024人。

父母、祖父母から10代前まで全員では、何と2046人。

20代遡ると百万人を超える。

 

その多くのご先祖や亡き人を偲ぶ、

句仏上人の句 「倶会一処 墓地に茨咲き 葵咲く」 を紹介します。

祖父である先々代(東本願寺23世)法主・彰如上人は、

句仏という俳号で有名で、

正岡子規に傾倒し、門下の高浜虚子や河東碧梧桐などと

親密な交流がありました。

 

生まれる2年前に亡くなった祖父に思いをはせています。


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真宗東派 嵯峨本願寺 京都市右京区嵯峨鳥居本北代町21