安居(夏季教学研修) を実施しました。
本年は特別講義に宮本祖豊師をお招きしました。
宮本師は
平成22年、 比叡山で最も厳しい修行の一つである
十二年籠山行満行を果たされ 、
現在は
比叡山延暦寺戒蔵院住職、
比叡山延暦寺居士林所長を
務めて おられます。
宮本師のお話は
真宗の外の世界から自分たちを見つめる
良いきっか けとなりました。
浄土真宗には修行がないと言われますが、
「修行がないことの意味」 を
考えず気付かず過ごしているのではないでしょうか。
また、「東本願寺教学の諸問題―新旧教学の瑕疵と清沢満之論―」 と題する
川村伸寛師による本講では
伝統教学の研究手法の問題点や
清沢満之が宗教哲学の立場から行った研究について学び、
彼が何を目指したのか、について考究しました。
宗門あげての貴重な勉強の機会でした。
それぞれの更なる研鑽につながることでしょう。