令和6年7月法話会動画『浄土真宗の先祖供養』を配信しています。
どうぞご覧ください。
お盆には先祖供養をするというのが常識的です。
しかし、親鸞聖人はこともあろうに
「私は父母の供養のために念仏したことは一度もない」
と言われました。
これは一体どういうことでしょうか。
『歎異鈔・5』より
「親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ候はず。
そのゆゑは、一切の有情はみなもって世々生々の父母・兄弟なり。
いづれもいづれも、この順次生に仏に成りてたすけ候ふべきなり。
わがちからにてはげむ善にても候はばこそ、念仏を回向して父母をもたすけ候はめ。
ただ自力をすてて、いそぎ浄土のさとりをひらきなば、
六道・四生のあひだ、いづれの業苦にしづめりとも、
神通方便をもって、まづ有縁を度すべきなりと云々。」